Exhibition

珠寳・小平篤乃生 二人展 「ひらけし時」

2015年7月18日(土)– 8月30日(日)

©Atsunobu Kohira, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

※土日(12:00-19:00)のみオープン。月‐金曜日、祝日、休み。
夏期休廊日未定

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珠寳によるパフォーマンスイベント
&レセプションパーティ〜トランぺッター川村祐介を迎えて〜

2015年7月18日(土)
パフォーマンス:18:45–19:15 @ CAPSULE
レセプション:19:30– @ SUNDAY (会場に隣接)
会費:6,000円※パフォーマンス観覧、ブッフェ・1ドリンク付
ご予約:event@ycassociates.co.jp
(ユミコチバアソシエイツ予約専用アカウント)

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この世界の生きとし生けるものと向き合い、神仏に「花を献する」という行為によって全ての命に輝きを与える珠寳。その源泉は日本の美の規範を作った東山文化から始まりますが、今その精神は新たな表現となり、全てが等価で万物とつながる自由な世界へと溢れ始めています。
一方で、小平篤乃生は、あらゆるものがデジタル化され非物質化が加速して身体性が失われつつある現代社会の中で、五感を使って動物的感覚を呼び覚ますために、見えない物質(もの)を空間化しようとします。
とりわけ聴覚は、彼の中では特に重要なものであり、非物質的でありながらボリュームによって空間を満たしていく「音」の可視化を試みます。
会場空間では、この二人の行為と精神が一つの空間で自在に交錯し合い、響き合う形となって私たちの前に現れます。
初日に会場にて行われるパフォーマンスでは、お香の香りとトランぺッター川村祐介の演奏を背景に蝋燭の火だけが灯る暗闇の中、小平の作品「玉音」を器と見立て、珠寳が花を生けていきます。生けた花はそのまま会場にて展示され、やがてドライフラワーとなると、最期にガラスの容器に保存されます。二人の共作はそこで完結するとともに、新たな作品が誕生します。

■プロフィール
珠寳(しゅほう)
神戸市生まれ。2004年慈照寺初代花方に就任。足利義政公の「一視同仁」の精神のもとに文化活動開始。
同じくフランスや香港などで、国際文化交流プログラムを企画。音楽、現代アート、建築などの分野でも国内外のクリエーターと協働。2015 年に独立し、草木に仕える花士(はなのふ)として、大自然や神仏、目に見えないところに花を献ずる活動をしている。Love for All、花を通して生き生きと、人と人、人とモノ、モノとモノをつなぐ。

小平篤乃生(こひらあつのぶ)
1979 年広島生まれ。パリ在住。スイスのインターナショナルスクール卒業後、パリで服飾を勉強。あらゆる表現方法を求めパリ国立高等美術大学に入学、ジュゼッペ・ペノーネ氏に師事する。卒業後、ル・フレノア国立現代アートスタジオでメディアアートを習得する。2012 年に文化庁海外研修生として音の研究を行う。そして現在、聴覚、嗅覚など五感を駆使した表現方法で制作している。主な展覧会は、「Condensation」(2013-2014、パレドトーキョー/銀座メゾンエルメス/DosanPark エルメス、パリ/東京/ソウル)、「Harmonie de quatre constellations」(2014、パリ写真美術館バーチャル展覧会)、「Laisser les sons aller où ilsvont」(2014、FRAC フランシュコンテ、ブザンソン)など。

■同時開催
小平篤乃生
個展“Vanitas”
2015年7月17日(金)- 8月29 日(土)12:00-19:00
定休日:日、月、祝日
夏期休廊:8月9日(日)- 8月17日(月)
レセプション:7月17日(金)18:00-20:00
会場:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-32-6 パークグレース新宿#206
Tel:03-6276-6731
営業時間:12:00-19:00
定休日:日・月・祝日
e-mail:info@ycassociates.co.jp
web:www.ycassociates.co.jp