総合 Exhibition

書家 神郡宇敬 “連綿”

2019年1月12日(土)– 2月24日(日)


12:00 - 19:00 (月-金曜休廊)
※土曜日、日曜日のみオープンとなります

書にかかせない文房四宝といわれる筆、硯、墨、紙は自然界からの贈り物…
筆は獣毛、硯は石、そして墨と紙は植物。
その文房四宝が人工的なものにとってかわられようとしている中、
今尚丹念に手仕事されたそれぞれの魅力を感じ取ってもらえるような展示を試みました。
また、「大化」から始まる「平成」までの日本の元号・約250点を展示します。

オープニングレセプション:2018年1月12日(土) 18:00 -
前段では花士 珠寳さんのお献花に合わせ神郡 氏が会場で書を揮毫し作品を完成させる特別な会を行います。
会場:SUNDAY & CAPSULE 東京都世田谷区池尻2-7-12 地下1階
会費:7,000 円
※お食事+1ドリンク、神郡宇敬・初の図録「連綿」を含みます。

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コトノハのワークショップ
神郡宇敬×雲母唐長

唐紙は文字を書く為の料紙であった…
雲母唐長 トト アキヒコ、千田愛子夫妻による書家 神郡宇敬・個展の為の特別なワークショップを開催致します。参加者の皆様には実際に唐紙を作成して頂き、その後、料紙である唐紙として好きな字句を揮毫して頂きます。この機会に是非皆様のご参加をお待ち申し上げます。

日時:2019年2月9日(土)第1回 13時~/第2回 16時30分~
会費:各回 12,000円(税込)
定員:20名

お申し込みは会場隣「SUNDAY」まで
電話:03-6413-8055 
メール:info@sunday-cafe.jp

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神郡宇敬(かみごおり うきょう)
書道研究温知会所属
父 神郡愛竹に師事
2008年より京都を拠点に作品制作・書道指導を行う
www.ukyo-kamigori.com

トト アキヒコ
唐長の文化を継承する唐紙師。従来の唐長の唐紙を継承した襖や建具、壁紙、唐紙を用いたパネルやランプなど、現代の暮らしに合うさまざまな唐紙のオーダーをアトリエ雲母唐長にてうけ、制作している。また、唐紙の芸術性を追求し、点描とたらし込みを融合させ自らの指で染めていくトトアキヒコ独自の技法「しふく(Shifuku)刷り」や「風祈」と呼ばれるアート作品を発表し、公共、商業施設、個人邸におさめている。その独特の気配と世界観を持つ唐紙アート作品には、言霊が宿り、情景や物語がそえられることから「ことのは唐紙師」と呼ばれている。2010年、MIHO MUSEUMに《inochi》が収蔵・展示されると、史上初のミュージアム・ピースとなった唐紙として話題を集め2014年には、東京国際フォーラム・相田みつを美術館で唐紙の歴史上初めてとなる唐紙アートの美術展を開催。名刹養源院に奉納されたアート作品「星に願いを」は、俵屋宗達の重要文化財「唐獅子図」と並んでいる。同寺にある俵屋宗達の重要文化財「松図」の唐紙修復も手がけ、三十三間堂本坊妙法院門跡、名勝・無鄰菴、護王神社などにも唐紙を納めており、京都だけにとどまらず全国の寺社仏閣から唐紙を依頼され、唐長として伝統の継承を行いつつ、現代アートなる唐紙の世界を築き、前人未到の道を切り拓いている。2015年9月、言霊と撮りおろした写真をまとめ、初エッセイ「日本の文様ものがたり」(講談社)を刊行。2018年7月、百年後の京都に宝(心)を遺す文化プロジェクトを提唱し、「平成の百文様プロジェクト」主宰。江戸時代より先祖代々受け継いできた600枚を超える板木に加える新たな100枚として、唐長の新しい歴史を担う。

千田 愛子
1624年(寛永元年)創業の唐紙屋「唐長」現当主
11代目千田堅吉の長女として唐長を継承し、次代を担う。唐紙師である夫トトアキヒコと共に、唐長を世界と後世に伝えるための活動をしている。十一代目より唐長のDNAとしての色彩感覚を一番受け継いでいると認められた感性を活かし、幼少期より培われたその類希なる色彩感覚により、唐長の新境地として、従来の壁紙、襖紙の世界から新たにカードの世界を開拓。十代の頃から発表し続けている千田愛子の唐紙カードの世界は、独特の色彩感覚によって、老若男女問わず幅広い世代にファンが多く、海外でも好評を博している。また豊かな感性を活かし、「KIRA KARACHOのある暮らし」をテーマに、先祖から代々大切に受け継がれてきた唐長文様を紙以外の素材へも表現し、インテリア、ファッションなど他者とのコラボレーションも積極的に行っている。2004年開業のココン鳥丸ビルのファサードには、唐長文様の天平大雲が使われており、京都のランドマークとなっている。同年よりそのビル一階にあるKIRA KARACHOショップをプロデュース。二〇一五年九月、初エッセイ「京都の時間」(講談社)を刊行。

https://kirakaracho.jp