Exhibition

パラモデル “paramodule”

2016年1月9日(土)– 2月7日(日)


パラモデルは、「遊び」の行為を通して生まれる造形によって様々な作品を制作し、発表してきました。身の回りに溢れる日用品や既製品に組み込まれるモジュールから導かれるルールをブリコラージュし、それによって生まれる造形によって巨大な空間を満たしていく手法はパラモデルの代表的な制作方法の一つです。
今回の展覧会は、主にインスタレーションを担当する林泰彦による新作の平面作品を発表します。過去に制作した空間的なインスタレーション作品のシステムを応用し、平面へと再構成した造形作品は、パラモデルの「定番」となった形をひとつの素材として捉え、再び作品化したものであるともいえます。また、平面上で展開される図像は「図面」や「模型」でありながら「タブロー」となりつつある性質は、林の作品の新たな傾向であるといえるでしょう。
新たな転換点を迎えたパラモデルの作品群をどうぞご高覧ください。


パラモデル [paramodel]
林泰彦(デザイナーを経て、2001年 京都市立芸術大学構想設計専攻卒業)と中野裕介(2002年 同大学日本画専攻修了)が2001年に結成したアートユニット。2003年にユニット名を「パラモデル」に。共に東大阪出身。
得意領域や趣向の異なるパラレル [parallel] な2人が、『パラモデル [paramodel]:世界や心の色々な部品から組み立てる、詩的な模型/設計図 』というコンセプトを核に共存、互いの視差 [parallax] と関係性を生かし、2人による「模型遊び」という要素をベースに、多様な形式で作品を制作。


個展
2010年
パラモデルの 世界はプラモデル : The World According to Paramodel (西宮市立大谷記念美術館 / 兵庫)
パラレルプラン : parallelplan (the art gallery Kanazawa College of Art / 石川)
2012年
パラモデルのプラモデルはパラモデル : plastic model of paramodel is paramodel. (the Japan foundation center for culture exchange in Vietnam / Hanoi , Vietnam)
2013年
パラの模型/ぼくらの空中楼閣 (メゾンエルメス8階フォーラム / 東京)
2014年
Paramodel Exhibition (University of Michigan Museum of Art / Michigan USA)
2015年
paramodulætion:パラ基準と変調 (下山芸術の森発電所美術館 / 富山)


グループ展
2007年
美麗新世界:当代日本視覚文化 Beautiful New World : Contemporary Visual Culture from Japan - 国際交流基金 - (long marchi / 中国北京・広東美術館 / 中国広州)
2008年
"KITA!!: Japanese Artists Meet Indonesia (Sponsoring of Japan Foundation)(Selasar Sunaryo Art Space / Bandung , Indonesia)
拡張された感覚 | 日韓メディア・アートの現在 : EXTENDED SENSES Present of Japanese / Korean Media Art (ICC / 東京)
2009年
Between Site & Space (ARTSPACE / Sydney)
Big in Japan The First major exhibition of Japanese contemporary art in Lithuania (CAC / Vilnius , Lithuania)
Asian Art Biennial 2009 : Viewpoints & Viewing Point (National Taiwan Museum of Fine Art / Taichung , Taiwan)
2010年
Good Time Public Art Festival (国立台湾博物館・鉄道部 / 台北)
2011年
現代美術の展望「VOCA展 - 新しい平面の作家たち」 (上野の森美術館 / 東京)
ポップ?ポップ!ポップ? (和歌山県立近代美術館 / 和歌山)
Art Garden: Childrenʼs Season at the Singapore Art Museum 2011 (Singapore Art Museum / Singapore)
世界制作の方法 : Ways of Worldmaking (国立国際美術館 / 大阪)
2012年
対話する美術/ 前衛の関西 (西宮市大谷記念美術館/兵庫) "Artistic Interactions : Avant-garde Kansai" (Otani Memorial Art Museum, Nishinomiya City /Hyogo)
始発電車を待ちながら (東京ステーションギャラリー / 東京)
2013年
APT7 (GOMA / brisbane, Australia)
2014年
PERTH INTERNATIONAL ARTS FESTIVAL 2014 (John Curtin Gallery / Perth, Australia)
mot annual 2014 : FRAGMENTS INCOMPLETE (東京都現代美術館 / 東京)